※本記事はアフィリエイトリンクを含みます。また、シミュレーション数値は過去データをもとにした試算であり、将来の運用成果を保証するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。
「子どもが生まれたら、お金のことちゃんと考えなきゃ」と思いながら、何もできていない…そんなお父さんお母さん、多いんじゃないでしょうか。
私もそうでした。でも、あるシミュレーションを見てから考えが変わりました。
100万円を0歳から年率7%で運用すると、子どもが60歳のときに約5,000万円になります。
これが複利の力です。そして2027年からは「こどもNISA」という非課税制度が始まり、この複利の力をより活かしやすくなります。
私はFP資格を持つ公務員家庭の主婦です。コロナ前から投資を続けてきた経験をもとに、こどもNISAを0歳から始めることの意味と、具体的な始め方を解説します。
この記事を読めば、こどもNISAの仕組みと「なぜ早く始めるほど有利なのか」がわかります。
こどもNISAとは?2027年から始まる新制度
こどもNISAは、0〜17歳の子どもを対象にした非課税投資制度で、2027年1月からスタート予定です(2026年税制改正案)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象年齢 | 0〜17歳 |
| 年間投資上限 | 60万円(予定) |
| 非課税保有限度額 | 600万円(予定) |
| 非課税保有期間 | 無期限 |
| 開始時期 | 2027年1月〜(予定) |
通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかります。こどもNISA口座内で得た利益はこの税金がゼロになるのが最大のメリットです。
ジュニアNISAとの違い
以前「ジュニアNISA」という制度がありましたが、2023年末で終了しました。こどもNISAはその後継制度にあたります。
- ジュニアNISA:18歳まで引き出し制限あり(2023年末終了)
- こどもNISA:引き出し制限なし・非課税期間無期限(2027年開始予定)
引き出し制限がなくなるため、教育費が必要になったタイミングで柔軟に使えるのが大きな改善点です。
0歳から始めると60歳で約5,000万円になる理由
複利の力:お金がお金を生む仕組み
複利とは、運用で得た利益を元本に加えて、さらに運用し続けることです。時間が長いほど雪だるま式に増えます。
たとえば100万円を年率7%で運用した場合:
- 10年後:約197万円(元本の約2倍)
- 20年後:約387万円(元本の約4倍)
- 30年後:約761万円(元本の約8倍)
- 40年後:約1,497万円(元本の約15倍)
- 60年後:約5,000万円(元本の約50倍)
100万円が一切追加せずに60年で約5,000万円になります。これが「時間を味方にする」投資の本質です。
0歳から始めるvs10歳から始める:差は歴然
同じ100万円を投資しても、スタートが10年違うと60歳時点の資産額は大きく変わります。
| スタート年齢 | 運用年数 | 60歳時点の資産(100万円・年率7%) |
|---|---|---|
| 0歳 | 60年 | 約5,000万円 |
| 10歳 | 50年 | 約2,945万円 |
| 20歳 | 40年 | 約1,497万円 |
| 30歳 | 30年 | 約761万円 |
0歳と10歳のスタートを比べると、10年の差で資産は約2倍になります。早く始めることがそのまま最大の戦略です。
年率7%は非現実的?過去データで確認
「7%って本当に達成できるの?」と思う方もいるでしょう。参考として、全世界株式インデックス(オルカン)や米国株S&P500の過去30年の平均リターンは年率5〜8%程度です。
もちろん将来の保証はなく、元本割れのリスクもあります。ただし長期・分散・積立で運用するインデックス投資は、歴史的に見て最も再現性が高い投資法のひとつとされています。短期的な上下に惑わされず、長く続けることが大切です。
公務員家庭でこどもNISAを始める具体的な方法
どの証券会社で開設するか
こどもNISAは証券会社または銀行で開設できます。手数料・商品ラインナップ・使いやすさの観点から、SBI証券か楽天証券がおすすめです。
- SBI証券:三井住友カードNLでクレカ積立ができる・投資信託の種類が豊富
- 楽天証券:楽天カードでクレカ積立ができる・楽天ポイントで投資できる
わが家では現在、子どものこどもNISA口座を開設手続き中です。2027年の新制度スタートに合わせてすぐ積み立てを始められるよう、今から準備しています。同じ証券会社にまとめると管理がラクになります。
SBI証券の口座開設について詳しくはこちらの記事をどうぞ。
→ SBI証券は主婦でも使える?FP主婦が1年使ってわかったNISAの始め方
何に投資するか:オルカン一択でOK
こどもNISAでの投資先は、全世界株式インデックスファンド(オルカン)ひとつで十分です。
- 「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」が代表的
- 世界中の株式に分散投資されるため、1本で国際分散ができる
- 信託報酬(手数料)が年0.05775%と業界最安水準
子どもが成人するまでの長期間、難しいことを考えずにシンプルに積み立てられるのがオルカンの強みです。
月いくら積み立てるか
年間上限60万円(月5万円)が満額ですが、無理に満額を目指す必要はありません。
- 月1万円(年12万円):まずは無理なく始めたい方に
- 月3万円(年36万円):教育費もある程度視野に入れたい方に
- 月5万円(年60万円):満枠活用・積極的に資産形成したい方に
参考として月1万円を18年間・年率7%で積み立てた場合、積立総額216万円が運用後 約430万円 になります。まずは続けられる金額でスタートするのが正解です。金額は後から増やせます。
よくある疑問:こどもNISAのQ&A
Q. 親のNISA口座と別に開設が必要?
はい、こどもNISAは子ども名義で別途口座を開設する必要があります。未成年のため、親権者が代わりに手続きします。
Q. 途中で引き出しはできる?
こどもNISAはジュニアNISAと異なり引き出し制限がなし(予定)。教育費が必要になったタイミングで使えます。ただし、引き出した分の非課税枠は復活しません。
Q. 2027年より前に何かできることはある?
現行の親のNISAで運用しておき、こどもNISA開始と同時に切り替えるのがベストです。まずは証券口座を開設して親のNISAを始めておくことをおすすめします。
こどもNISAを0歳から始めるまとめ
この記事では、こどもNISAの基本と複利の力について解説しました。
- こどもNISAは2027年開始予定・0〜17歳対象・年60万円・非課税無期限
- 100万円を0歳から7%運用すると60歳で約5,000万円になる
- スタートが10年早いだけで資産額はほぼ2倍になる
- 投資先はオルカン1本でシンプルに
- 金額は月1万円から始めてOK。始めることが最優先
子どものために今日から動くことが、何十年後かの「約5,000万円の差」をつくります。まず口座を開設するところからスタートしましょう。


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