ガス代が高い・おかしい?疑うべき3つの原因と年10.5万円下げた実録

節約・家計

ガスの検針票を見て「え、高くない? なんかおかしい」と感じたこと、ありませんか?

結論から言うと、プロパンガスが高い原因の多くは「使いすぎ」ではなく「契約」にあります。わが家も賃貸のプロパン物件で、請求額が月2万円を超えたときに「さすがにおかしい」と検針票を調べました。結果、平均より約6割も高い単価を払っていました。そこから行動して、ガス代は年間約104,672円下がりました

この記事では、FP資格を持つ夫と一緒に検証した「ガス代がおかしいかどうかを5分で判定する手順」を、わが家の検針票の実数字つきで解説します。読み終わる頃には、自分の家のガス代が適正かどうか、自分で答えを出せるようになります。

※単価・平均値は2026年7月時点の情報です。

ガス代が「高い・おかしい」と感じたら疑う3つの原因

先に3つの原因を挙げます。心当たりを探しながら読んでみてください。

原因①:プロパンガスは「自由料金」で、単価が会社ごとに違う

意外と知られていませんが、プロパンガス(LPガス)の料金は会社が自由に決められる自由料金制です。公共料金のように一律ではなく、同じ地域・同じアパートでも、契約している会社によって単価が違うことがあります。

しかも検針票に「1立方メートルあたりの単価」が書かれていないことも多く、自分が高いのか安いのか、比べる材料すら与えられていないのが実情です。

実際にわが家では、同じガス会社を使っている友人に単価を聞いたら、わが家と金額が違いました同じ会社・同じ地域でも、家庭ごとに単価が違う——これが自由料金制の現実です。

原因②:冬に増えるのは「使用量」。単価まで上がっていたら要注意

「冬だから高いのは仕方ない」と思いがちですが、冬に増えるのはお湯を使う量、つまり使用量です。1立方メートルあたりの単価まで冬に上がっているなら、それは季節のせいではありません。

検針票を2〜3ヶ月分並べて「請求額÷使用量」を計算してみると、単価が動いているかどうかがわかります。使用量の増加なら節約で対処できますが、単価の問題は契約を見直さないと解決しません。

原因③:都市ガスと同じ感覚で比べている(実は熱量が2.23倍違う)

「前に住んでいた都市ガスの家より高い!」という比較にも、ひとつ落とし穴があります。プロパンガスは都市ガスより熱量が約2.23倍高いので、同じ1立方メートルでも沸かせるお湯の量が違います。単純な単価の比較はできません。

とはいえ、熱量を換算してもなおプロパンの方が割高になるケースが多いのも事実。だからこそ「うちの単価は平均と比べてどうか」で判定するのが正解です。

うちのガス代はおかしい?5分でできる判定手順

わが家が実際にやった手順です。用意するのは直近の検針票(または請求書)だけです。

手順1:「請求額÷使用量」でざっくり単価を出す

検針票の請求額を使用量(㎥)で割ります。基本料金も含んだ「ざっくり単価」ですが、判定にはこれで十分です。

わが家の実例:年間224,455円 ÷ 205.2㎥ = 約1,094円/㎥でした。

手順2:平均単価と見比べる

プロパンガスの平均的な単価は1㎥あたり700円前後(2026年時点・地域差あり)。正確な地域平均は、公的機関の石油情報センターの価格調査で都道府県別に確認できます。

わが家の1,094円は平均より約6割高いという結果に。「高い・おかしい」という感覚は、気のせいではなく数字の事実でした。

たんたん
たんたん

割り算1回でわかるんだね。うちの検針票も見てみたくなったよ。

手順3:ガス会社に従量単価を聞いてみる

正確な従量単価は、ガス会社に電話すれば確認できます。ただ、わが家が地域のガス会社に問い合わせたときは、単価をはっきり教えてくれない会社が多くて驚きました。ある会社では「社長が不在なので、戻らないとお答えできません」と言われたことも。単価の回答に社長の判断が要るのか…と、逆に考えさせられました。料金に自信がある会社ほどネットで単価を公開しているので、「教えてくれるかどうか」自体がひとつの判断材料になります。

「おかしい」とわかったら:賃貸でもできる対策3つ

  1. お湯の使い方より「単価」から手をつける節約努力の前に、まず高い単価を直すほうが効果が大きい
  2. 大家さん・管理会社に相談する:賃貸でも、入居者からの相談をきっかけにガス会社を見直してもらえるケースがあります。わが家はここから会社変更につながりました
  3. 節水シャワーヘッドで使用量そのものを減らす:単価を直したうえで使用量も減らすと、効果が掛け算になります
こつこつ
こつこつ

僕たちは大家さんへの相談とガス会社変更で、年間約104,672円下がったよ。交渉の実際のやりとりは別の記事に全部まとめてある!

大家さんへの伝え方や会社変更の具体的な流れは、こちらの記事で実録として公開しています。

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また、賃貸のガス代に「エアコン代」が上乗せされていないかも要チェックです。2024年の法改正でこの仕組みは禁止されました。詳しくは「賃貸のガス代にエアコン代が上乗せ?法改正で禁止された仕組みを解説」で解説しています。

ガス代が高い・おかしいときのよくある質問

冬だけ2倍近くになるのは普通?

使用量が増えるので請求額が上がるのは普通です。ただし「単価」が上がっていないかは確認を。判定手順1を冬と夏の検針票でやってみると、どちらが原因かすぐわかります。

賃貸でも勝手にガス会社を変えられる?

集合住宅では建物単位の契約なので、勝手には変えられません。だからこそ大家さん・管理会社への相談が入口になります。入居者の声は、大家さんにとっても物件の魅力に関わる大事な情報です。

単価を聞いたら失礼じゃない?

まったく失礼ではありません。自分が払っている料金の内訳を知るのは当然の権利です。教えてもらえない場合は、それ自体が見直しのサインだと考えていいと思います。

まなびん
まなびん

ぼくのおこづかいだったら、内訳わからないのはイヤだなあ。

こつこつ
こつこつ

だよね。検針票の内訳をちゃんと確認するのが一番の近道なんだ、僕もそう思うよ

ガス代が高い・おかしいと感じたら|まとめ

  • プロパンガスは自由料金制。高い原因は使いすぎより「契約」のことが多い
  • 判定は5分:請求額÷使用量を平均単価(700円前後・地域差あり)と見比べる
  • わが家は1,094円/㎥→見直しで年間約104,672円の節約に成功
  • 賃貸なら「大家さんへの相談」が最初の一歩

「おかしい」という感覚は、たいてい正しい。まずは今月の検針票で割り算を1回、試してみてください。

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