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「FIREや老後のために、結局いくら貯めればいいの?」
ゴールの金額がわからないと、今の積み立てで足りているのかも判断できません。
結論からいうと、目標額は「4%ルール」を使えば、1年間の生活費を25倍するだけで出せます。わが家もこの方法で、退職金を含めたゴールを1億円に決めました。
わが家は2018年から投資を続けて8年。夫婦で8年つけてきた家計簿の数字から、目標額を逆算しました。
- 4%ルールとは何か、なぜ「25倍」なのか
- わが家が目標額を1億円に決めた3つのステップ
- 4%ルールで不安だった2つのこと(暴落と、仕事を辞めていること)
この記事を読めば、自分の家のゴールの金額を、今日のうちに出せます。

4%って、パパ銀行の金利と同じ数字だね!

よく気づいたね^^ どちらも「株の伸びから物価の上がり分を引くと、だいたい4%」という考え方に近いんだ。
4%ルールとは|資産の4%ずつなら、取り崩しても減りにくい
4%ルールは、資産の4%を毎年取り崩しても、運用を続けていれば資産が尽きにくいという考え方です。
もとになったのは、1998年にアメリカのトリニティ大学の教授3人が発表した研究です。過去の株と債券のデータを使い、「毎年いくらまでなら、30年間取り崩してもお金が尽きにくいか」を調べました。
なぜ「生活費の25倍」になるのか
1年間の生活費が、資産のちょうど4%になればいい、と考えます。4%は25分の1なので、必要な資産は「1年間の生活費×25」です。
| 1年間の生活費 | 必要な資産(×25) | 毎年取り崩す4% |
|---|---|---|
| 240万円(月20万円) | 6,000万円 | 240万円 |
| 300万円(月25万円) | 7,500万円 | 300万円 |
| 360万円(月30万円) | 9,000万円 | 360万円 |
計算はこれだけです。難しいのは計算ではなく、「1年間の生活費」を正しく出すことのほうでした。
わが家が知ったきっかけは『お金の大学』
わが家が4%ルールを知ったのは、両学長の『本当の自由を手に入れる お金の大学』でした。
生活費からゴールを逆算できると知って、わが家も目標額を数字で考えるようになりました。
わが家が読んだのは、この本です。
わが家の目標額の出し方|3ステップで1億円に決めた
わが家が実際にやった手順は、次の3つです。
- 家計簿から、1年間の生活費を出す
- 25倍して、最低ラインを出す
- 退職金を含めて、ゴールの金額を決める
ステップ1:家計簿から1年間の生活費を出す
わが家は、生活費を「生きていくのに最低限必要なお金(基礎生活費)」と「あると豊かになるお金(ゆとり費)」に分けました。そのうえで、基礎生活費だけを家計簿から切り出しています。
FIRE後に払う国民年金も足すと、わが家の基礎生活費は年349万円でした。
基礎生活費の内訳は、項目ごとにこちらで公開しています。

ステップ2:25倍して最低ラインを出す
年349万円を25倍すると、約8,700万円です。これが、資産の取り崩しだけで基礎生活費をまかなうための最低ラインになります。
正直、初めて見たときは大きすぎる数字だと思いました。
ステップ3:退職金を含めて、ゴールを1億円にした
わが家は、最低ラインの約8,700万円より上の1億円をゴールに置きました。そして、その1億円には退職金も含めて数えています。
退職金を含めると、運用で用意する金額はそのぶん小さくなります。
ゴールが決まると、「今いくらあれば、あとは積み立てをやめても届くか」も逆算できます。わが家は65歳・年7%で計算して、コーストFIREに届きました。年齢別の早見表はこちらです。

4%ルールで不安だった2つのこと|暴落と、仕事を辞めていること
4%ルールは便利ですが、わが家にも不安が2つありました。
不安1:取り崩し中に暴落したら
4%ルールは、過去のデータで「尽きにくかった」というだけで、将来を保証するものではありません。特に、取り崩しを始めてすぐに暴落すると、資産が減るペースが速くなります。下がった株を売って生活費にあてるので、あとで株価が戻っても、売った分は戻らないからです。
わが家は、人に言われて買った株と信用取引で、2回失敗しています。株が下がるときの怖さは、身をもって知っているつもりです。
不安2:そのとき、仕事を辞めていたら
もう1つの不安は、暴落したときに仕事を辞めていることでした。収入がゼロだと、株が下がっていても売って生活費にするしかありません。
だからわが家は、全部を資産に頼るFIREではなく、基礎生活費は資産から、ゆとり費は自分たちで稼ぐ「サイドFIRE」を目指しています。少しでも収入があれば、暴落のときに売る量を減らして、株価が戻るのを待てるからです。

株が下がったら、どうやって暮らすの?

だからわが家は、少し稼ぎ続けるサイドFIREを目指しているんだ。少し稼げば、株を売らずに待てるからね。
副業でいくら稼げば、必要な資産がどれだけ下がるかは、こちらの早見表にまとめています。

日本で使うときに気をつけたいこと
もとの研究はアメリカの株と債券のデータです。日本で使うときは、次の点も頭に入れておくと安心です。
- 税金:NISAの外で売ると、利益に約20%の税金がかかる。取り崩す額は、税金を払ったあとで考える
- 社会保険料:仕事を辞めると、国民健康保険料や住民税が自分の負担になる
- 為替:海外の株で運用していると、円高のときに円で見た資産が減ることがある
目標額が決まって変わったこと|ゴール設定がいちばん大事だった
4%ルールで目標額を決めて、いちばん変わったのは気持ちでした。
ゴールが1億円と決まると、今どこまで来ていて、あと何が足りないのかが見えるようになりました。
わが家が実感したのは、お金を増やす方法より先に、ゴールを決めることが大事だということです。ゴールがあるから、コーストFIREに届いたことにも気づけました。
そもそもFIREにはどんな種類があって、それぞれいくら必要なのかは、こちらで4種類を比べています。

4%ルールとわが家の目標額の出し方のまとめ
- 4%ルール:資産の4%ずつ取り崩しても、運用を続ければ尽きにくいという考え方
- 必要な資産:1年間の生活費×25
- わが家の場合:基礎生活費は年349万円→25倍で約8,700万円→退職金を含めてゴールは1億円
- 不安だったこと:取り崩し中の暴落と、そのとき仕事を辞めていること→だからサイドFIREを目指す
ゴールの金額が決まると、お金の不安は「ぼんやりした心配」から「あといくら」に変わります。
まずは、自分の家の1年間の生活費を出して、25倍してみてください。そこが、あなたの家のゴールです。
※4%ルールは過去のデータにもとづく目安で、将来の運用成果を保証するものではありません。投資は元本割れの可能性があります。税金や社会保険料は、個別の状況によって扱いが異なるため、不安な方はFPや税理士への相談もおすすめします。情報は2026年10月時点のものです。


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