※本記事は2026年9月時点の情報をもとにしています。運用の利回りは将来を保証するものではありません。投資の判断はご自身の責任でお願いします。
「コーストFIREって、結局いくらあれば届くの?」
コーストFIREは、今ある資産を運用するだけで老後に必要な額に届く状態のことです。つまり、必要な額は「老後のゴール額 ÷ (1+利回り)の残り年数乗」で計算できます。
わが家は投資を2018年に始めて8年目で、この状態に届きました。ただ、届いたあとも積み立てはやめていません。理由は記事の後半に書きます。
- コーストFIREに必要な額の計算式
- 年齢別の早見表(目標1億円・年7%の場合)
- 退職金がある家庭の考え方
- わが家が届いたあとにしたこと
この記事を読めば、自分の家が今いくら持っていればコーストFIREに届くかが、年齢別の表ですぐわかります。

あとどれくらいで、おしまいになるの?

ゴールの金額と、そこまでの年数が決まれば計算できるよ。うちも電卓で出してみたんだ。
コーストFIREはいくら必要?計算式はひとつだけ
計算式はシンプルです。
たとえば、65歳までに1億円を用意したい人が、あと25年あって、年7%で運用できると仮定すると、今1,842万円あれば計算上は届きます。
大事なのは、ゴールの額と、残りの年数と、利回りの3つだけということです。毎月いくら積み立てるか、は関係ありません。
ゴールの額はどう決める?
よく使われるのは、FIRE全体の目安と同じ「1年間の生活費×25」です。ただ、コーストFIREは老後(65歳以降)のための計算なので、公的年金や退職金も足して考えられます。
- 年金や退職金を当てにしないなら、生活費×25をそのままゴールにする
- 退職金を当てにするなら、ゴール額から退職金を引いた額を運用で用意する
わが家がこの考え方で、退職金を含めたゴールを1億円に決めた手順はこちらです。

コーストFIREの年齢別早見表(目標1億円・年7%)
わが家はゴールを1億円(退職金を含む)と置いて計算しました。同じ条件(年7%・65歳がゴール)で、年齢別に必要な額を出すとこうなります。
| 今の年齢 | 65歳までの年数 | 今いくらあれば届くか |
|---|---|---|
| 30歳 | 35年 | 約937万円 |
| 35歳 | 30年 | 約1,314万円 |
| 40歳 | 25年 | 約1,842万円 |
| 45歳 | 20年 | 約2,584万円 |
| 50歳 | 15年 | 約3,624万円 |
| 55歳 | 10年 | 約5,083万円 |
早く始めるほど、必要な額は小さくなります。30歳と50歳では、同じゴールでも必要な額が4倍近く違います。
退職金を当てにする場合は、その分を引いて計算する
退職金が2,000万円見込める家庭なら、運用で用意するのは残りの8,000万円です。必要な額はこう変わります。
| 今の年齢 | 1億円を全部運用で用意 | 退職金2,000万円を引いた場合 |
|---|---|---|
| 35歳 | 約1,314万円 | 約1,051万円 |
| 40歳 | 約1,842万円 | 約1,474万円 |
| 45歳 | 約2,584万円 | 約2,067万円 |
| 50歳 | 約3,624万円 | 約2,900万円 |
利回りを変えると、必要な額は大きく変わる
同じ「40歳・目標1億円」でも、利回りの置き方で必要な額はここまで動きます。
| 想定の利回り | 40歳の時点で必要な額 |
|---|---|
| 年3% | 約4,776万円 |
| 年5% | 約2,953万円 |
| 年7% | 約1,842万円 |
利回りを高く置くほど、必要な額は小さく見えます。年7%はアメリカ株の過去の平均としてよく使われる数字ですが、将来を保証するものではありません。心配な人は年3〜5%で計算しておくと、想定が外れても慌てずに済みます。

なんで7パーセントってわかるの?

過去の平均だよ。だから低めでも計算して、両方見ておくほうが安心なんだ。
わが家の場合|ゴールは1億円、計算はAIにやってもらった
ゴールを1億円(退職金を含む)に置いた
わが家は、老後のゴールを1億円と置きました。退職金を含めた金額です。
多いと感じるかもしれませんが、インフレで物の値段が上がることや、子どもの教育費が終わってから老後までの期間を考えて、余裕をもたせた数字にしています。
計算はクロードコード(AI)にやってもらった
正直に書くと、この計算を自分で電卓を叩いてやったわけではありません。AI(クロードコード)に条件を伝えて、年齢別の表まで作ってもらいました。
わが家はブログもAIと二人三脚で書いています。複利の計算は、桁が多くて手計算だと間違えます。大事なのは計算そのものより、「ゴールをいくらに置くか」を自分で決めることでした。
届いたのに、積み立てはやめていない
ここがいちばん正直な話です。コーストFIREの定義では、届いたら追加の積み立ては必要ありません。でもわが家は積み立てを続けています。
理由は、次にサイドFIREを目指しているからです。老後の分は確保できても、それより前に働き方を変えたいなら、その分のお金は別に必要になります。
まだまだ道半ばです。子どもが独立するまでにサイドFIREを達成する、というのが今の目標になっています。
届いてわかったのは「数えるのをやめられる」こと
コーストFIREに届いても、暮らしは何も変わりませんでした。仕事も続けていますし、買うものも同じです。
変わったのは、「あと何年、いくら貯めなきゃ」と数えるのをやめられたことでした。焦りが消えると、投資を続けること自体がラクになります。
コーストFIREを目指すときの注意点
- 利回りは低めでも計算しておく(年3〜5%でも届くか確認する)
- 退職金は全額を当てにしない(制度は変わることがある)
- インフレを見込む(今の1億円と、30年後の1億円では価値が違う)
- 届いても取り崩さない(65歳まで運用を続ける前提の計算です)
この4つのうち、いちばん忘れられやすいのがインフレです。ゴール額には少し余裕を持たせておくのが安心です。
「増やす」だけでなく「減らしたくないお金」の置き場所も気になる方は、下記の記事も確認ください。

コーストFIREはいくら必要?年齢別早見表のまとめ
この記事では、コーストFIREに必要な額の計算と、わが家の実際を紹介しました。
- 必要な額=ゴール額 ÷ (1+利回り)の残り年数乗
- 目標1億円・年7%なら、40歳で約1,842万円、50歳で約3,624万円
- 退職金を当てにするなら、その分を引いて計算する
- わが家は届いたあとも積み立てを継続。次の目標はサイドFIRE
まずは「老後のゴール額」と「残りの年数」を紙に書いてみてください。そこが決まれば、必要な額はすぐに出ます。
FIREには4つの種類があり、コーストFIREはそのひとつです。全体像はこちらの記事にまとめました。



コメント