「福岡から富士山って、どうやって行けばいいの?」
富士登山を決めてから真っ先に調べたのが、アクセス方法でした。福岡から富士山は遠い。飛行機?新幹線?どのルートが一番いいのか、調べれば調べるほど情報が多くて混乱した記憶があります。
さらに2026年からは通行料・ゲート閉鎖・装備チェックなど新しいルールが本格導入され、「知らなかった」では済まない事態も起きています。
この記事では、福岡から富士山(吉田ルート)を目指す初心者ファミリーに向けて、2026年の新ルールと3つのアクセス方法をまとめて解説します。事前にこれを読んでおけば「五合目で入山拒否」という最悪の事態を防げます。
※本記事は2026年の情報をもとに執筆しています。最新情報は公式サイトでご確認ください。
はなきんは旅行会社勤務時代に山岳ツアーを担当した経験があります。その経験をもとに、現地で実際に役立つ情報だけを厳選してお伝えします。
- 福岡から富士山への3つのアクセスルートの比較(費用・所要時間)
- 2026年新ルール(通行料・事前予約)への対応方法
- 初心者ファミリーにおすすめのルートと注意点
- 当日スムーズに入山するための事前準備チェックリスト
2026年から変わった富士山の4大新ルール
2026年の富士山は、これまでの「誰でも・いつでも・無料で登れる山」から大きく変わりました。これを知らずに福岡から行くと、五合目で入山を断られるという最悪の事態になりかねません。まず4つのルールを必ず確認してください。
①通行料「4,000円」の義務化
山梨県側の吉田ルートでは、1人1回4,000円の通行料が必須となりました(2026年6月時点・詳細は山梨県公式サイトでご確認ください)。
- 決済方法:クレジットカード・PayPayによる事前予約・決済が強く推奨されています
- 注意:山小屋に泊まる人も、この通行料は別途支払いが必要です
- 家族4人なら合計16,000円になるため、事前の予算計画に含めておきましょう
②「14時の壁」ゲートの閉鎖
午後2時から翌午前3時まで、五合目のゲートが閉鎖されます。
- 例外:山小屋の宿泊予約がある人だけは、14時を過ぎてもゲートを通過できます
- 福岡組への影響:福岡から当日移動すると五合目到着が午後になることが多いため、山小屋予約が「入山の通行証」になります
詳しい予約手順は富士山14時ゲートの突破法でまとめています。

山小屋の予約が入山の通行証になるって本当なと?

僕たちは羽田ルートで河口湖に前泊する予定ばい。ホテルで一泊してから登れば、体も慣れるし14時のゲートも全然気にせんでいいけんね!
③新幹線ルート|悪天候でも安心
博多駅から東海道新幹線で三島駅または新富士駅へ向かい、路線バスで河口湖・富士山駅に乗り継ぐルートです。
- 飛行機と違い天候による欠航リスクがないのが最大のメリット
- 三島駅から河口湖行きバス(2,700円)が1時間に1本程度運行
- デメリット:移動時間が7〜8時間と長く、登山前に体力を消耗しやすい
福岡から富士山への3ルート比較|費用と所要時間
福岡から富士山への行き方は、大きく分けて次の3つです。まずは費用と所要時間、向いている家族のタイプをまとめて比較しました。
| ルート | 費用の目安(大人1人) | 所要時間の目安(片道) | こんな家族におすすめ |
|---|---|---|---|
| ①FDA静岡便ツアー | ツアー10〜13万円(往復航空+宿+ガイド+食事込/通行料は別) | 福岡→静岡 約1時間半+バス | とにかく楽に・全部おまかせで行きたい |
| ②羽田ルート(飛行機) | 交通費 片道16,000円〜(福岡→羽田)+羽田から富士山駅までバス3,300円 | 昼の便+バスで、麓着は夕方〜夜 | 便が多く予定を組みやすい。移動は自分で手配 |
| ③新幹線ルート | 交通費 片道約17,000〜21,000円(正規21,330円・往復割引やEX早特で節約可)+三島からバス約2,700円 | 約7〜8時間 | 悪天候でも運休しにくい確実性を重視 |
①はツアー料金(宿泊・ガイド込み)、②③は交通費のみの比較です。②③は現地の宿泊費が別にかかる点に注意してください。
わが家は②の羽田ルートで行きました。福岡→羽田は片道16,000円/人。昼の便に乗りましたが、羽田から河口湖方面のバス(片道3,300円)は本数が少なく、富士山駅に着いたのは20時ごろ。時間に余裕を持った便選びが大事だと実感しました。
なお、富士山駅から登山口の富士スバルライン五合目までは、路線バスで片道大人2,000円・往復3,400円が別途かかります(わが家も実際にかかりました)。ただし往復券には有効期限があるため、山小屋で泊まって下山が翌日以降になる場合は、期限内に使えるか確認しておきましょう。②羽田・③新幹線ルートで行く場合は、この五合目までのバス代も総額に入れて計算しておきましょう。
※費用・所要時間は2026年時点の目安です。時期・便・予約方法で変わるため、最新は各社公式サイトでご確認ください。
【重要】「富士駅」と「富士山駅」は全く別物
福岡の方が特に間違えやすいポイントです。絶対に覚えておいてください。
| 駅名 | 場所 | 吉田ルートとの関係 |
|---|---|---|
| 富士駅 | 静岡県富士市 | ❌ 吉田ルートから山を挟んだ反対側。ここへ行っても登れない |
| 富士山駅 | 山梨県富士吉田市 | ✅ 吉田ルートの玄関口。ここが目的地 |
羽田からのバスも、三島からのバスも、目指すのは「富士山駅(山梨県)」です。切符を買う際・バスを予約する際は必ず確認しましょう。

「富士駅」と「富士山駅」って名前が似とるけん間違えそうたい!山梨県の「富士山駅」ば目指すとよ、みんな!

そうたい!「富士山駅」が正解ばい。僕も最初間違えそうになったとよ
成功の鍵は「麓での前泊」
福岡から移動してその日に登り始めるのは、高山病のリスクが非常に高いためおすすめしません。
高度順応のすすめ
1日目は福岡から移動して、標高約800mの河口湖駅・富士山駅周辺のホテルに前泊しましょう。五合目(標高2,305m)に直行するより、段階的に高度を上げることで体への負担が減ります。
前泊のメリット3つ
- 高山病対策:体を高度に慣らしてから五合目に向かえる
- 14時ゲートが不要:翌朝ゆっくり出発できるため、ゲート閉鎖を全く気にしなくてよい
- 忘れ物の保険:麓のアウトドアショップや100均で装備を補充できる
初心者ファミリーには、「1日目:移動+河口湖前泊」「2日目:五合目→登山開始」のプランが最もおすすめです。
ただし、前泊で体を慣らしても油断は禁物です。わが家は7合目の山小屋に泊まりましたが、それでも頂上付近ではゆっくり登らないと頭痛が出ました。標高が上がるほど意識して歩みをゆるめ、こまめに休むことが高山病予防につながります。
当日スムーズに入山するための事前準備チェックリスト
ここまでの内容を、出発前に確認できるチェックリストにまとめました。ひとつずつ潰していけば、当日「五合目で入山拒否」を防げます。
- ☑ 通行予約と通行料(1人4,000円)をクレジットカード/PayPayで事前決済したか
- ☑ 山小屋を予約したか(14時ゲートの通過=入山の通行証になる)
- ☑ 弾丸登山を避け、前泊の宿(河口湖・富士山駅周辺)を予約したか
- ☑ アクセス(FDA静岡便ツアー/羽田/新幹線のいずれか)を予約したか
- ☑ 目的地を「富士駅」ではなく「富士山駅(山梨県)」にしているか
- ☑ レインウェア・防寒着など、雨風と寒さに備えた装備をそろえたか
福岡から富士山への行き方|まとめ
- 2026年の4大新ルール(通行料4,000円・14時ゲート・装備チェック・弾丸禁止)を必ず事前確認
- 山小屋予約が「入山の通行証」になる。福岡から行くなら最初に押さえること
- アクセスはFDA静岡便ツアー・羽田ルート・新幹線ルートの3択
- 「富士駅」ではなく「富士山駅(山梨県)」が目的地
- 初心者ファミリーには「河口湖前泊→翌朝登山」プランが最もおすすめ
次のステップは、通行予約の具体的な手順と山小屋の予約方法の確認です。



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