ペットボトルの水を箱で買い続けるのが、だんだん面倒になってきました。買い物のたびに重い荷物が増えて、飲み終わればゴミもたまります。それでも「水道水をそのまま飲むのはちょっと」という気持ちがあって、なんとなく買い続けていました。
そこで使い始めたのが、無印良品のアクリル浄水ポットです。
ただ、浄水ポットのレビューは一人暮らしや二人暮らしの目線で書かれたものが多く、家族で使って足りるのかどうかがわかりませんでした。この記事では、わが家が数か月使ってみた結果を、ペットボトル代との比較も含めて正直に書きます。
無印良品「アクリル浄水ポット」の基本情報
| 本体価格 | 3,490円 |
| カートリッジ | 1,490円 |
| 浄水容量 | 約1.1L |
| カートリッジ交換目安 | 約2か月(1日3L使用の場合) |
| 浄水能力 | 2Lペットボトル約100本分 |
| 除去項目 | JIS指定12項目 |
※2026年8月時点、無印良品公式サイトの情報です。価格や仕様は変わることがあるので、購入前に公式サイトでご確認ください。
無印を選んだ理由は「見た目」でした
浄水ポットは各社から出ていますが、わが家が無印に決めた理由は見た目がシンプルだったからです。
毎日使うものは、結局キッチンや冷蔵庫の中で目に入り続けます。機能で選ぶと似たような製品が並ぶので、最後は「置いていて気にならないかどうか」で決めました。実際に数か月使ってみて、この選び方で後悔はしていません。
家族で使って容量は足りる?わが家の運用
結論から書くと、そのまま使うと足りません。一度に浄水できるのは約1.1Lなので、家族で飲むとあっという間に空になります。
ただ、使い方を工夫すれば十分に回せています。わが家がやっているのは次の2つです。
- なくなったら気づいた人が汲む
- 料理に使う水は水道水にする
浄水は塩素が取り除かれているぶん、水道水より細菌が繁殖しやすくなります。24時間以内に飲みきることを推奨しているメーカーもあり、まとめて汲み置きしておく使い方には向きません。わが家は「気づいた人が汲む」を家族のルールにしてから、足りなくて困ることはなくなりました。逆に言えば、料理にも全部使いたい家庭には容量が物足りないはずです。

おみずのポット、かぞくぶんたりるの?

1.1Lだから、そのままだと足りない日もあるよ。僕は気づいたら汲むようにしてるんだ
置き場所は?冷蔵庫に入れて使っています
わが家は冷蔵庫の中に入れて使っています。冷たい水がそのまま飲めるので、ペットボトルを冷やしていたときと使い勝手は変わりません。
ただし、庫内でそれなりの場所は取ります。冷蔵庫がいつもぎっしり埋まっている家庭は、置く場所を決めてから買ったほうが安心です。ペットボトルのケースを置いていたスペースが空くので、わが家の場合は結果的にすっきりしました。
水の味は変わった?買っていたペットボトルと比べて
正直に書くと、飲んだ瞬間に驚くような変化はありません。ただ、これまで買っていたペットボトルの水と変わらないという感想です。
「浄水ポットの水はおいしくないのでは」という不安があるなら、そこは心配しなくて大丈夫でした。カルキのにおいが気になってペットボトルを買っていたのなら、置き換えられると思います。
ペットボトル代と比べていくら安くなった?
わが家はペットボトルに月2,000〜3,000円ほど使っていました。浄水ポットに替えた場合と比べると、こうなります。
| ペットボトル | 無印の浄水ポット | |
|---|---|---|
| 1か月 | 2,000〜3,000円 | 約745円(カートリッジ1,490円÷2か月) |
| 1年 | 24,000〜36,000円 | 8,940円(初年度は本体3,490円が別途) |
初年度は本体代がかかるので約1.2〜2.4万円、2年目以降は年1.5〜2.7万円の節約になる計算です。飲む量が多い家庭ほど差が開きます。
※わが家の使用量をもとにした試算です。飲む量やカートリッジの交換頻度によって金額は変わります。
使ってわかったデメリットは「汲むのが面倒」
一番のデメリットは、自分で汲まないといけないことです。蛇口から水を入れると、ろ過が終わるまで1杯あたり約5分かかります。飲みたいと思ってから入れても、すぐには飲めません。この一手間は、正直に言って面倒です。
しかも浄水は塩素が抜けているため、長く置いておけません。寝る前にまとめて汲んでおけば解決、というわけにもいきません。わが家は「気づいた人がその都度汲む」を家族のルールにしています。誰か一人の仕事にすると不満が出るので、分担するのが現実的です。

まいかいくむのって、めんどくさくないの?

正直めんどうだよ。だから気づいた人が汲むってルールにしてるんだ
使い始めてからの一番の変化は「水を飲む量が増えた」
意外だったのは、家族が水を飲む量が増えたことです。
ペットボトルのときは、買いに行って、運んで、飲み終わったらゴミを捨てる。この一連の手間がついて回りました。浄水ポットにしてからは、なくなればまた汲めばいいだけです。買い物もゴミ出しもいらないぶん身軽になり、結果として水そのものをよく飲むようになりました。
それでも使い続けている3つの理由
- 買い物が軽くなった:水を運ばなくてよくなり、買い物のたびの重い荷物が消えました
- ゴミが減った:空のペットボトルがたまらず、捨てる手間もなくなりました
- 出費が減った:毎月かかっていた水代が、カートリッジ代だけになりました
固定費というほど大きな金額ではありませんが、一度替えるだけで毎月効き続けるタイプの節約です。
金額の大きさで言えば、わが家がいちばん効いたのはガス代の見直しでした。検針票の割り算だけで気づけた話はこちらです。

こんな家庭におすすめ・おすすめしない
向いている家庭はこちらです。
- ペットボトルの水を箱買いしている
- ペットボトルのゴミを減らしたい
- 水道水のカルキのにおいが気になる
- 冷蔵庫に置くスペースを確保できる
逆に、次のような家庭にはおすすめしません。
- 汲む手間を1回もかけたくない
- 料理に使う水も全部浄水にしたい(容量が足りません)
- 冷蔵庫にすでに余裕がない
まとめ:足りないけれど、汲む手間を許せるなら十分
無印良品のアクリル浄水ポットは、家族で使うと容量そのものは足りません。浄水は日持ちしないので汲み置きもできず、なくなったら誰かが汲むことになります。ただ、料理には水道水を使うと決めて、気づいた人が汲む形にしてからは無理なく回せています。味も買っていた水と変わらず、水代は年1.5〜2.7万円ほど浮く計算です。
わが家の飲む量で計算すると、浮くのは年2万円ほど。汲む手間を許容できるかどうかが、唯一の判断ポイントだと思います。わが家にとっては、水を買いに行かなくてよくなったことのほうが大きい変化でした。
同じように「一度替えるだけで効き続ける」節約として、わが家ではシャワーヘッドも交換しています。効果を1年分の検針票で確かめた記録はこちらです。



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